工法紹介
建設業・設計事務所・メーカー向け


テント遮熱工法性能検証 1
条件
- 目的:テント生地の室内側にトップヒートバリアーを施工。 完全密着した場合と一部浮かせた場合の差を栃木県産業技術センターで測定。 性能を検証する。
- 日時:平成25年12月10日
- 室内温度:20.0℃
- 湿度:50%
- 使用器材
遠赤外線ヒーター:1000w/m2 照射距離60cm 標準テント方向の温度60℃
テント生地:TE社製ポリエステル 100×120mm
遮熱材:トップヒートバリアーT、0.1mm (PET-AL-Xコート) - 試験体
SP-1:トップヒートバリアーTを全面接着
SP-2:トップヒートバリアーTを空気層ができる様に周囲のみ接着
SP-3:何もせず - 測定器具:サーモグラフィーFLIR SC640
概要

テスト結果

考察
農業用遮熱材を貼ったATISテントの裏面温度が29.9~26.9℃なのに対し、遮熱施工していないテントは51℃で、その差は21.1~24.1℃となった。
これを見ても、ATISテントの性能の高さが歴然と解かった。
性能検証 2
テスト条件
- 目的:テント模型を製作、遮熱材を貼ったATISテントと何も施工していない場合の室内温度を測定する。
尚、出入り口は常時開放状況で測定した。 - 日時:平成25年9月12日
- 天候:晴れ
- 使用器材
テント生地:TE社製テトロン 厚み0.5mm 表面処理フッ素樹脂コート加工、610g/m2
テントサイズ:400W×500D×350H
遮熱材:THB-CX 0.1mm全面貼り
接着剤:セメダイン540
温度測定高さ:床より100mm - テスト模型
左側:室内側にTHB-CX全面貼り
右側:遮熱未施工 - 測定器具
サーモグラフィー
サーモレコーダー
測定概要

テスト結果

考察
①テント内の加重平均温度は、遮熱未施工が40.3℃、遮熱テントが35.9℃と遮熱テントの方が4.4℃も低い事が解かる。
このときの、加重平均気温は33.1℃であった。
②内部の温度変化を見ても、遮熱未施工テントが高温に推移するのに対し、遮熱テントは比較的低温で安定していることが解かる。
③遮熱テントは、14時25分位から気温とほぼ同じ室内温度である。しかし、実際には遮熱することにより体温を上昇させる電磁波が殆どカットされているので、室内環境は大きく異なると考えられる。
④未施工テントの最大室温は43.8℃に対し、遮熱施工テントは38.3℃と5.5℃も低かった。