工法紹介
農業向け
“超日陰”の実現により、過剰な熱や光を調整
ハウス内温度の安定・均一化により生産性能・品質向上に!
近年温暖化の影響で、野菜や果物等植物は光合成が必要ではあるものの、その前に萎れや生育不良等の防止のため、熱対策が重要な問題として提起されてきています。
これら植物に、最も熱の影響を与えるのは太陽光(輻射熱)です。
光合成は望めないが!?
使い方次第で現農業用ハウスの弱点を克服!
遮熱材による超日陰で過剰な光と熱をコントロール
農業用ハウスでの遮熱の考え方
その結果
しかし遮熱ハウスは、太陽光を阻止してしまうので光合成は望めません。
ですが、当工法では既存のビニールハウス等の外側にカバー材として使用する事により、日蔭と日向の面積の調整等により本来の目的を達成させるものです。
一方、ハウス内全体を確実に遮熱材にて仕切、LEDや照明等並びに空調設備を使用する事により、省エネで生産性能の高い植物工場としても使用可能です。
農業用遮熱材の使用方法
大型ビニールハウスへの遮熱カバー
既存のビニールハウスの外側から遮熱カバー材として施工可能
太陽光を必要としない植物は全面を遮熱カバーすれば大きな省エネに
農業用遮熱材の取付方法は、パッカー、ハトメ方式、ブチルテープ等の接着でも可能
ガラスハウスへの遮熱カバー
連続したガラスハウスの場合、ガラス面に両面テープで直接貼り付け可能
太陽光を取り入れる場合、棟付近・南側屋根のみ等必要な場所だけ施工可能
屋根・外壁に間隔をあけて貼ることにより日陰と日向を交互に作ることも可能
小型ビニールハウスの代替+LED
小型ビニールハウスの場合、ビニールハウスの代替品として使用可能
ただし太陽光が入らないためLEDや照明が必要
既存ハウスの内側に遮熱:植物工場、食物保温倉庫等
既存ハウスの躯体にTHB-Xをビスで取り付け密封構造とする。
遮熱材同士の繋ぎ目も両面テープで密封。遮熱材とハウスの間に湿気が流出しないようにすることも大切
省エネを目的とする場合は床面を含めた全面遮熱がおすすめ
農業用ハウスで使用する遮熱材
- 反射率が86~95%
- 太陽光を乱反射するので眩しさがない
- 耐水性、耐酸、耐アルカリ性等の性能が高い
カバー遮熱材(ハウスの内側に使用)
THB-WBE1
片面反射、耐酸、耐アルカリ処理
表面:ベージュコート
0.1mm厚×1m幅×100m長
THB-NBE1
片面反射、耐酸、耐アルカリ処理
表面:ベージュコート
0.13mm厚×1.5m幅×50m長
小型のトンネル型ハウスに使用の場合は、幅が広いのでビニールの代替として使用可能。
内部遮熱材(ハウスの内側に使用)
THB-X
両面反射、電食処理、耐酸、耐アルカリ処理
表面:銀色
0.2mm厚×1m幅×50m長
既存ハウスの内側に施工、LED等使用して本格植物工場として使用可
(植物工場は絶えず湿気が多く腐食しやすい為、THB-Xを使用。)